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新名神高速道路 高槻工事区間を現地調査
7月22日に日本共産党高槻市会議員団は、新名神の高槻インターチェンジを中心とした、工事区間を調査。安全面での取り組み、地元への環境対策などの説明を聞きました。
新名神の工事現場では、大型車両による土ぼこりがまうなど生活に深刻な影響が出ていました。ネクスコ西日本は対策を取るとしていました。現地では車両のルートを変更し、土ぼこりが出ないように水をまいていました。 写真(ネクスコ西日本資料より)は高槻インターチェンジから神戸方面へ向かうための「楊梅山高架橋」。後ろに広がる森林が国有林の楊梅山です。 新名神高速道路(新名神)の高槻から神戸間の工事は元々の計画から2年前倒しし、2016年度の完成を目標に取り組んでいました。 事故があった区間の調査も終わり対策が取られ、8月5日から工事を再開。高槻~神戸間全体の開通時期は2017年度末を目指し、1年遅れになります。高槻から川西インターチェンジまでの区間については、2017年秋頃の部分開通を目指すとのことです。
6月議会で日本共産党市議団が反対した議案とその理由
市民税条例
太陽光発電設備取得への
固定資産税の軽減が受けにくくなる
再生可能エネルギーの発電設備にかかる固定資産税を軽減する特例措置が2年延長になりました。これまで、特例措置が受けられた実績(3年間)は68件ありました。
しかし、改正された条例で軽減を受けられるのは国の補助を受けた設備に限定され、要件が厳しくなりました。この改正は再生可能エネルギーの普及に逆行するもので問題です。
児童福祉施設の運営基準
保育士配置など基準の引き下げになる
国は保育士不足や待機児解消のため、保育士3人のうち1人は保育士の資格がなくてもよいとするなど保育士の配置基準を悪くするものです。高槻市もそれを受けて条例改正を提案しました。市は保育士の配置を優先するとしていますが、民間では限界があります。国がやるべきことは最低基準を引き上げ、保育士の処遇改善や保育環境を整えることです。
印鑑条例
マイナンバーカードの利用
コンビニで証明書発行はリスク
昨年の6月議会にマイナンバーカードを使って、コンビニで住民票などを発行することが決まりました。それに続き、印鑑証明書がコンビニで発行ができるようにする提案がありました。印鑑証明書などは高価なものの売買に使われます。本人確認が直接できません。マイナンバーカードと暗証番号がわかっていれば、誰でも取得でき、違法に取られやすくなる危険があります。
高槻市ではマイナンバーが流出したときなどの番号変更が5月末現在で121件ありました。主な理由はコピーした時の取り忘れ、財布を落としたことなどです。