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濱田市長に2017年度予算に対する要望書を提出
日本共産党高槻市会議員団は12月1日、濱田剛史市長に、来年度の予算編成と市政運営に対する要望書を提出しました。
参院選後、安倍政権は、年金、介護など社会保障削減案を次々と打ち出しています。それらは高齢者世帯の家計と消費を冷え込ませ、地域経済に打撃を与え、現役世代の雇用にもマイナスとなります。高齢化率が高い高槻市では、特に大きな影響が出ます。
今後、高槻市は、公共施設の建て替えなどの費用負担もあり、市政運営は大変難しい状況です。生産年齢人口が減少し、少子高齢化も進んでいます。そういう中でも住民の福祉の向上、暮らし応援など、地方自治体としての独自の努力が求められます。
くらしや福祉の充実を図ること
- 介護保険から「日常生活支援総合事業」に移行しても従来通りのサービスが受けられるようにすること。
- 状況に応じて、「総合事業」から介護保険に移行できるようにすること。
- 行政サービスコーナーの全廃は行わないこと。
- 街かどデイハウスを継続させること。
子育て支援や教育の充実、
子どもの安全対策を強めること
- 公立幼稚園・保育所の統廃合、民営化を拙速に実施しないこと。
- 児童虐待の防止・早期発見のための総合的な対策を強化し、学校、就学前施設などで、幅広く取り組むこと。
- 35人学級の中学校1年生への拡大を検討すること。
- こどもの貧困対策の担当部署を決め、対策を総合的に進めること。(こどもの居場所づくり、NPOと協力しての子ども食堂・学習支援など)
災害対策を重視し、
住み続けられるまちづくりを
- 浸水被害がひどい地域への雨水管の整備を早急に実施すること。
- 学校グランドなどに、雨水貯留施設を整備すること。
- 新名神高速道路の工事に伴い、水源や河川への影響について継続的に調査、監視すること。
- 高槻の良さを生かした自然エネルギーの拡大にとりくむこと。
国に対して要望すること
- 病気の早期発見、介護予防と高齢者の健康づくりの事業を抜本的に拡充すること。
- 国民健康保険の広域化は行わないこと。国保へのペナルティはやめること。
- 介護保険をこれ以上改悪しないこと。必要なサービスが受けられるようにすること。
大阪府に対して要望すること
- 福祉4医療費助成制度の自己負担を増やさないこと。精神障害者は2級まで対象にすること。
- 大阪府独自の「チャレンジテスト」はやめること。35人学級の対象学年を拡大すること。
- 豪雨などの災害から市民を守るための対策を強化すること。(女瀬川、芥川、桧尾川、東桧尾川の維持改修、崖崩れなどの対策)
市は公立幼稚園の統廃合・民営化の詳細案を年内に示すとしていましたが、先送りとなりました。 しかし、行政サービスコーナーは来年9月に廃止予定と広報(たかつきDYAS)で発表されました。このような大幅な見直しを住民や利用者の合意なしに進めることは問題です。 |