日本共産党高槻市会議員団|市政資料No.503 2022

2022-1-21

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2021年12月議会報告
新型コロナワクチン接種の情報提供、「生理の貧困」について

中村顔写真中村れい子

乳幼児のいる世帯へ検査キットの配布を

 中村議員は「オミクロン株は、乳幼児にも感染し、重症化した例も海外では報告されています。日本で秋田市や東大阪市など、保育所や学校の児童・生徒を対象に、PCR検査キットを配布しています。高槻市でも、乳幼児や児童向けにすぐに検査ができるよう、検査キットを配布することが必要」だと市に求めました。
 市は「国の動向を注視し、適切に対応します」と答えました。中村議員は「妊娠中の方や、他に乳幼児がいて検査に行くことが困難な場合もあります。配布を求めます」と再度訴えました。

暮らしと営業への支援

 市は、市民や事業者への応援として、3回目のプレミアム商品券の発行を決定しました。中村議員は「事業者応援給付金の3回目もぜひ実施してほしい」と強く要望し、また「国の特例貸付制度や生活困窮者への支援の延長が実施されたが、内容は変更されたのですか」の質問に、市は「特例貸付の申請、生活困窮者自立支援金の申請は今年の3月31日まで延長しました。また、事業者への支援は国の動向を注視し、検討していきます」と答えました。
中村議員は「再貸付けは昨年12月で終了しており、復活が必要」と要望しました。

生理の貧困について

 コロナ禍では女性が様々な犠牲を強いられています。低賃金や非正規雇用で働く多くの女性が仕事を失い、「生理用品」を買えない女性が増えていると社会問題にもなっています。中村議員は「他市では学校や公共のトイレに生理用品を置いている自治体もでてきています。ぜひ、高槻市でも学校や公共のトイレに置くことを検討してほしい」と強く求めました。  中村議員の質問を受けて市は公共施設の女性トイレに生理用品を置くことを決めました。

設置施設一覧表(1月7日から順次設置)

「子育て世帯への臨時特別給付金」について

 市は子ども一人当たり10万円の支給の所得制限により対象外となった市民への給付を決めました。
 また、離婚やDV等により給付金を受け取れない市民にも給付します。


きよた顔写真きよた純子

 「植木団地」跡地の利用について、また小学生、中学生への1人1台のタブレット活用について質問しました。

植木団地跡地利用について

 きよた議員は「川添公園の再整備や植木団地跡地の利用活用について、個人や団体から要望や意見が寄せられており、住民の憩いの場になるよう充実させ、また防災対応もできるようにすることが必要です。現在も川添公園は自主的に花の手入れや、ラジオ体操など子どもから高齢者までたくさんの人が利用しています。ぜひ、利用している住民のみなさんの意見を聞いて、今後の活用を考えてほしい」と訴えました。

1人1台のタブレット
ICT(ネット)の活用について

 きよた議員は「今、子ども1人1台のタブレットが貸与されています。しかし、国際的な学習調査機関の報告ではICT教育による学力向上は認められないことや、脳科学者も脳が未発達の小学生の利用は慎重にすることとも言われています。適切に活用するためのルール作りが必要」だと訴えました。また「不登校や言語障害、読み書き障害の子どもたちには、ICTが学習の手助けになることもあります。一人一人の状況に応じた対応が必要」と訴えました。


出町顔写真出町ゆかり

買い物が困難な人への支援について

 スーパーなどが遠い樫田地域や安岡寺や松ヶ丘などの勾配のあるところにお住まいで、買い物が困難になってきている人達への支援について質問しました。
 出町議員は「国でも買い物弱者についての実態調査やアンケート調査を実施し、解消に向けた取り組みが必要としています。また、大学の研究でも買い物に不便があるほど、いろいろな種類の食品を摂ることが難しい、そのため栄養のバランスが崩れ、活動することも少なくなり、健康リスクや死亡リスクも高いと報告されています。他市の状況をみても行政と民間事業者などが連携をし、移動販売につなげているところも増えてきています。補助金を出しているところもあります。ぜひ高槻市でも業者や地域と連絡協議会などをもち、移動販売への補助などを考える必要があるのでは」と提案、要望しました。

樫田地域で移動販売が実現

 樫田地域は農村で、スーパーなども遠いため、米や野菜はあるものの、肉や魚などのたんぱく質や、トイレットペーパーなどかさばるものなどの、買い物が不便だという声があがっていました。これまで、地域包括支援センターや自治会、「樫田の未来を考える会」などで移動販売の必要性が言われており、昨年は1度移動販売の実施を試みました。
 住民のみなさんの声などもあり、月2回の移動販売が実現することとなりました。しかし、移動販売の7割が赤字です。ぜひ市としても、継続できるよう援助が必要です。

新型コロナワクチンの追加接種(65歳以上)の 前倒し等について
❶ 65歳以上(施設入所者等※を除く。)の  接種時期の前倒しについて
 2回目接種から7か月以上経過した高齢者を対象に、2月1日(火)から接種開始としていましたが、国から「高齢者施設入所者等の完了が見込まれた段階で、その他の高齢者の接種前倒し(1月中の接種)も差し支えない」旨の見解が示され、令和3年12月27日には大阪府から「さらなる前倒し接種を可能な範囲で取り組む」よう求める依頼文書が発出されました。本市においても、最近の感染者の急増を受けて、少しでも早く接種を進めるため医療機関に通知したところ、一部医療機関では1月中に接種を開始する予定です。

❷ 接種券の発送時期
・1月14日(金)以降、毎週金曜日に発送する予定です。 ※2回目接種から6か月経過後、1週間程度のうちに接種券が届きます。
❸ 一部医療機関における武田/モデルナ社ワクチン  の使用について
 医療機関における接種は基本的にファイザー社ワクチンを使用しますが、国から配分される追加接種用のワクチンのうち、4割程度は武田/モデルナ社ワクチンであり、希望者全員に速やかに接種するためには、同社ワクチンの活用が不可欠であることから、一部医療機関において同社ワクチンも使用する予定です。
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