国の交付金を利用して市独自の支援が行われます。総額約11億8千200万円のうち、市負担は約4億6千800万円です。日本共産党議員団が求めていた、事業者支援など盛り込まれました。しかし、これだけでは不十分です。国で消費税を5%に減税することが必要です。
物価高は主には異常な円安によって引き起こされています。10月に入り6699品目の値上げが行われ、今年1年間で2万品目を超え、1世帯平均の負担増が月額5730円になると見込んでいます。電気、ガスも値上げです。
市として市民生活を守るよう、日本共産党市会議員団はこの2年間で9度目になる要望書を提出し、左記の項目を要望しました。市長は「この申し入れも参考にして何らかの具体化をする」と表明しました。
高槻市議会では、2021年度の税金の使い方について、委員会を設置し審査を行いました。日本共産党市会議員団からはきよた純子市議が委員として出席しました。質問した内容の一部を掲載します。
きよた議員は昨年度の高槻市での痴漢被害件数を質問し、市は「大阪府内の盗撮や痴漢等の行為の検挙件数は325件、その内3割が痴漢被害。発生場所は電車や道路上が多くなっている」と答弁。きよた議員は「痴漢や性暴力についての市の対策は十分だったのか」と質問。市は「相手の同意のない性行為をしてはならないという社会の意識の成熟が大切。予防啓発、相談先の周知など対策を行ってきた」と答弁。きよた議員は「抵抗できないほどの暴行や脅迫があったと認められなければ犯罪にならない。不本意でも体が凍り付いてしまう、地位の関係性を利用され抵抗できないこともある」と日本の性犯罪規定による問題が被害を広げている現実を指摘。高槻市として被害の実態調査、パンフレットやチラシなどを作成し、性暴力への正しい知識を広く周知することが必要だと求めました。
昨年度から高齢者無料乗車制度の対象者が段階的に、75歳からになり、70歳から74歳までは割引制度(1乗車100円負担)の対象になりました。
昨年度の割引乗車券は4055人に対し、交付は2525人、62%。無料乗車券は88%の交付です。きよた議員は「割引乗車券は100円負担しなければいけなくなり、利用者が減少しているのではないか」と無料乗車券の交付に比べて割引乗車券の交付が少ないことを指摘。無料乗車制度の年齢引き上げを批判しました。また、無料乗車券や割引乗車券は高齢者の乗車回数に応じて、市が負担金を出しています。新型コロナの影響で高齢者の乗車が減り、市負担金の当初の見込みより昨年度は3億円以上も少ない金額でした。
市営バスの減便が行われたことについて、市は「2021年2月以降、新型コロナの影響を受け、利用者が4月と5月では約55%減少、6月以降も2~3割減少で推移しており、利用実態に応じた大幅なダイヤ改正に取り組む必要があった」と説明しています。きよた議員は「買い物をゆっくりできなくなった、長時間バスを待つことになったなど、苦情が出ている。利用者へのアンケートなど実施するべきだ」と求めました。
日本共産党市会議員団は公営バスとして運営し、市民のバスとして路線や便数の確保に努めること。そのためにも、市営バス会計に高槻市が必要な補助金を増やすことを求めています。
日本共産党は北朝鮮による弾道ミサイル発射を厳しく糾弾し、北朝鮮の軍事的挑発のエスカレートを抑える国際社会の協調した外交的対応を急ぐことを求めています。
10月13日、参院外交防衛委員会で、日本共産党の山添拓議員は拉致問題や核・ミサイル開発などを包括的に解決するとした日朝平壌宣言などに基づき、北朝鮮に非核化と平和のための交渉に応じるよう求めるべきだと政府に求めています。
高槻市でも抗議 10月12日
高槻市議会は閉会中のため、市議会として決議は上げられません。そのため、10月11日の議会運営委員会で話し合い、市長と議長の連名で抗議文を北朝鮮の金正恩委員長に出しました。抗議文を上げるよう、日本共産党としても議会に働きかけました。