一般会計の実質収支は26億5千8百万円となり、40年連続黒字決算となりました。これは一昨年度の10億3千2百万円の黒字の2倍以上です。市債(借金)は前年度末より49億4千万円減らし367億7千5百万円となり、基金は前年度より26億1千万円増え、410億5千8百万円となり、市債を減らし、基金を増やしています。
昨年は最低賃金の増加や家屋の新築等が増え、市税収入は前年度より8億2百万円近く増え、522億1千2百万円となりました。
高槻市は物価高騰への支援としてプレミアム付商品券、水道料金基本料金の6か月分無料化、小中学校の給食費を恒久的に無料にしてきました。
中村議員は「これだけの黒字があったのなら、予定している学校のトイレの洋式化やエレベーターの設置、さらに公共施設のトイレの洋式化などの計画を早めることはできたのではないか」と指摘しました。
昨年度の国保会計は単年度3億6、100万円の赤字です。
中村議員は「単年度がこれだけ赤字になった理由は何か、今までの黒字分で対応できたが、なければどう対応するのか」と質問しました。市は「大阪府から示された事業費納付金に対し、保険料や交付負担による保険料収納額が不足したため」と答え、「他に財源がなければ大阪府から貸し付けを受けることになる」と答えました。
中村議員は「市の保険料率が下がったわけではないのに、赤字になるということは本来はないこと、大阪府が納付額を示し、それに基づいて、市町村が1人当たりの保険料を決めるわけだから赤字がでることは想定されていない。府が示した納付額は何をもとに決定しているのか」と質問。市は「大阪府が府内全体で被保険者数や保険給付費等を推計し、市町村ごとの所得水準、被保険者数、世帯数等で按分して決定している」と答えました。「大阪府が全体の収支を考えて、市町村ごとに金額を示すのだから、市の国保会計が赤字になるということは大阪府に責任がある。なぜこんなことになったのか、解明することなど大阪府に要望してほしい」と強く訴えました。
12月2日に現行の健康保険証を廃止し、資格確認書を交付するための予算が約623万円あがっています。10月に従来の健康保険証を送付した後から新規で国保に加入したり他市から転入してきた方たちへの対応です。
きよた議員は「国が決めたことなので国が負担するべき」と訴え、現行の保険証と資格確認書の違いについて質問しました。
市は「資格確認書は病院の窓口で見せるので、現行の保険証と変わらない」とこたえました。
きよた議員は「電子機器の利用が苦手、暗証番号を覚えられないなど利用できない、使いにくい人もいます。任意と言いながら、健康保険証廃止でマイナ保険証の利用を強制するのは問題、今後の保険証がどう変わるのか、資格確認書の発行がどうなるのか市民に正しく伝わるよう、今年の10月の保険証発行時に説明文を付けて、周知をするように」と要望しました。
訪問介護(ヘルパーが自宅に行って家事サービスなどをする)の報酬は利用者の自宅にいる時間しか出ません。往復の時間やバイクや車のガソリン代などの報酬はなく、樫田地域に行くヘルパー事業所はありませんでした。
9月議会で、樫田地域の訪問介護1回につき1,000円の加算がつくことになりました。11月から実施です。今まで利用できなかった人が利用できるようになるとうれしいです。
主に家庭用の水道基本料金の全額を4か月間無料にします。
検針が奇数月の場合―11月・1月検針分
検針が偶数月の場合―12月・2月検針分
16歳から18歳までの高校生等に一人につき地元産米10kgを無料で宅配します。委員会で「これからも物価高は続く、高校生だけでなく、児童扶養手当受給者などのひとり親の低所得世帯にも拡げるよう」要望しました。
予約は各医療機関に直接してください。
犯罪被害者等の保護のための条例が制定されました。
主な支援内容は次の通りです。
8月23日(金)、高槻市障害児者団体連絡協議会の方と日本共産党議員団で約一時間、懇談をしました。
精神障害、視覚障害、知的障害、腎臓病をお持ちの家族や当事者、関係者のみなさんです。それぞれの障害のために起きる困難さ、それを解消するための要望などを共有しました。
精神障害者の家族の方は、医療費の大変さを強く訴えられました。現在、精神障害者1級保持者は医療費補助がありますが、2級保持者にはありません。しかし、精神障害者は2級であっても大変な人もいます。2級保持者への医療費補助は議員団として議会でもこの間訴えてきました。引き続き取り組みます。
現在、身体障害児者にはおむつの給付がありますが、知的障害児者には給付はありません。家族の方や事業所からも強い要望が出ています。この問題も議会で取り上げています。実現できるよう継続して取り組みます。
視覚障害の関係者からは、レストランなどに点字のメニューがないことや筆談ボードなども用意してほしい。車いすのため美容院を断られたなど、障害をもっているがため、日常の生活の困難さを訴えられました。お店が対応できるように、市として補助を出すため「障害者差別解消条例」をつくってほしいとの意見が出されました。
10月15日(火)
16日(水)
18日(金)
21日(月)の4日間
(22日㈫は予備日)
決算特別委員はきよた純子議員です。
ぜひ傍聴をお願いします。
*いずれも午前10時開会です。