日本共産党高槻市会議員団|市政資料No.458.2018
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1面
12月市議会
一般質問
中村 れい子
水道事業について
水道料金の値下げを求める
大阪広域水道企業団の水道水が、11月に1立法メートル当たりの、売却額を75円から72円に3円の値下げが決定されました。中村議員は「値下げによる高槻市の影響額は、約7,500万円。水道料金を値下げするべきでは」と市の見解を聞きました。市は「企業団水の値下げも一定考慮したうえで、水道料金の値下げも視野に入れながら、検討していきたい」と答えました。中村議員は「高槻市も市民に還元できるように、水道料金の値下げをするべき」だと強く求めました。そして「水道事業には国の補助はなく、各市町村水道料金で費用をみなくてはいけない。しかし、全国的に水道管の老朽化が進んでおり、水道料金で負担するのは困難。ぜひ国に補助を出すよう要望してほしい」と訴えました。
新名神建設工事の安全性について
12月10日、高槻インターチェンジ、高槻・川西間が開通しました。中村議員は工事の安全について質問しました。
高槻・八幡間の工事について
中村議員は「高槻・八幡間は6年後の完成をめざしている。梶原トンネル付近で現名神、JR東海道線、国道171号線の上を通り、淀川を越える工事で地上40メートルから50メートルのところに橋脚をつくる。しかも、五領小学校、上牧小学校のすぐ横での工事にある。今まであったような、足場が崩れるなどの事故があれば大きな被害につながる。市はネクスコ西日本とはどんな安全対策の確認をしているのか」と質問しました。
市は「いままでの工事については安全管理責任者が安全に特化して点検することで、事故の撲滅を図ると報告を受けている。高槻・八幡間の工事が具体的になれば、安全な工事の実施を求める」と答弁しました。
国民健康保険について
厳しい国保加入者の状況
市独自の制度を守り保険料の値下げを
中村議員は「「保険事業や保険料の減免の費用にあてる分まで、繰り入れをやめることは問題。国保の収支が黒字になれば、高い保険料を支払っている加入者に還元すべきではないのか、しかも、今年度は平均で3,240円値上げをしている。市が予算通り、繰り入れしていれば値上げどころか、値下げすることができた。来年度の値下げすることも可能では」と訴え、「黒字になったのに、国保料の値下げをしなかった市の考え方が問題。高槻市は、低所得者への減免制度も実施し、国保加入者の生活状況を考えてこれまで運営してきた。」と強く訴えました。
最後に「国保料が広域化することによる大阪府の保険料統一の考え方では高槻市では大幅な値上げになる。市の試算でも4人家族で所得が266万円で10万円以上の値上げになる。こんなことにならないように考えてほしい」と要望しました。
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