日本共産党高槻市会議員団|市政資料No.462.2018
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1面
安心できる介護サービスを
高槻市はこのほど、2018年度から3年間の「高槻市高齢者福祉計画・介護保険事業計画」を策定しました。高槻市の65歳以上の高齢者人口は10万人を超え、率は28・5%と増え続けており、大阪府全体の26・6%より高い状況です。高齢者世帯のなかで一人世帯は27・8%、高齢者夫婦のみの世帯は35・5%で、6割が高齢者だけの世帯です。介護保険サービスの充実が求められます。
アンケート結果から
市が実施した「在宅介護実態調査」では、多く利用されている介護サービスは「通所介護(デイサービス)」「福祉用具を借りる」「訪問介護(ヘルパー派遣)」の順でした。
在宅介護で、今後必要なサービスは、「移送サービス(介護・福祉タクシー)」「外出同行(通院・買い物)」の順です。
介護保険・地域支援事業の見込み
認知症対応型の入居施設が3年間で、7カ所132人分増やされます。さらに、退院直後や、がん末期等の看取り期などに、利用者や家族の状態にあわせて「通所」を中心に、「泊まり」や「訪問介護」「訪問看護・リハビリ」などのサービスを提供する「看護小規模多機能型居宅施設」を3カ所87人分増やします(表参照)。
必要なサービスの提供を
介護が必要になった時、地域で生活するのか、施設に入居するのか、選べるようにしなければ安心できません。特養の待機者は多く、入居しにくい状況です(昨年4月時点で203人)。収入が少なくても入居できる特養の建設、また、移送サービスなどの充実も必要です。
国による介護保険の利用制限
国は、介護保険制度を利用できる条件を厳しくし、ヘルパー派遣の時間を1時間から45分に。介護度の低い要支援者のサービスを介護保険から外し、総合事業に移しました。さらに、今年秋からヘルパー派遣の回数が、サービス提供の範囲内であっても、一定回数を超えた場合、ケアマネに報告義務を課します。